妊娠検査と避妊方法について

ピルの市販販売や処方での避妊は甲状腺に影響は

避妊対策で使用されている低用量ピルとは、卵胞ホルモン、黄体ホルモンの2つのホルモンが配合されている内服薬を指します。低用量ピルを服用することによって、2つのホルモン作用により、強制的に妊娠時と同じ状態にして、妊娠を防ぐ効果が得られます。
低用量ピルの種類としては、21錠と28錠タイプの物、黄体ホルモンによる第一世代から第三世代の物があり、
避妊したい方の年齢や目的に沿って医師から処方されるのが一般的となっています。
低用量ピルの副作用としては、服用によって起こるホルモン環境の急激な変化にともって起きる吐き気や頭痛、
血栓症のリスクが高くなる可能性があります。
また、甲状腺疾患と低用量ピルとの関係性については、もともと甲状腺に疾患が全くない場合では、
低用量ピルを服用することによって発症するリスクの可能性は低いとされています。
甲状腺疾患とは、主に甲状腺亢進症、機能低下症、橋本病(慢性甲状腺炎)の3つに分けられます。
亢進症(バセドウ病)は、発症年齢が20代から30代と若い方に起こりやすい疾患です。
亢進症の主な原因として、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になることで起こります。
一方の甲状腺機能低下症(クレチン病)では、甲状腺ホルモンの分泌低下が原因となって起こります。
橋本病では、自己免疫疾患として知られており、リンパ組織内のT細胞による自己破壊が原因となります。
これらの疾患と低用量ピルとの関係性は、はっきりと明確にされてはいませんが、疾患が無い状態での低用量ピル服用のリスクというよりも、疾患がある状態での服用による症状悪化リスクの方が高くなります。
避妊や生理周期のリセット目的で服用される場合には、医師と相談して服用するか判断が必要となります。
また、個人輸入向けなどで販売されているピルに関しても、自己判断での服用は注意が必要です。